今回、2018年9月8・9日に、ロックユニット「ポルノグラフィティ」の
故郷、広島県尾道市で野外ライブが行われるという事で行ってきました!
茨城県から家族で出発です。 当初、飛行機で行くはずだったのですが、
台風21号の影響で関西空港が使えなくなり、急遽 新幹線で向かう事となりました。
なんとも波乱の幕開けとなったのですが、(本当に波乱だらけ)自分自身の備忘録として、
又これから因島へ行く予定のあなたの足掛りになればと思い、記させてもらいます。
では、東京駅から会場となる尾道市の県立びんご運動公園へ向けて、出発です!
しまなみ海道、因島までの道
広島に近づくにつれ、このチケットが私たちにどんな思い出を残してくれるのか?
期待と不安が入り混じります。 それは因島の神様だけが知っている事なのかも知れません。
そうこうしている間に、新尾道駅に到着しました。
しかし、9日は朝からあいにくの雨です。 大阪は晴れていたのになぁ~。
早めに到着したのですが、駅は、ポルノファンの熱気でムンムン!
雨など吹き飛ばせ~!という感じでにぎわっております。
駅からシャトルバスに乗り込み、イザ会場へと向かいます。
バスの中ではポルノグラフィティに関する放送で気分を盛り上げてくれます。
でも、その時スピーカーから何とも言えない情報が飛び込んできました。
これから向かう周辺地域に大雨による「避難勧告・警報」が発令されたというのです。
う~ん、イヤな予感。 結論から申しますと会場入りして、
あと数時間というところで中止のアナウンスが入りました・・・・・・・・・・。
当日訪れた、約3万人の人達と一緒にうなだれる我が家族でした。
(本当に幻のライブになるとは・・・。)
帰る道すがら、さぞかし皆さんガッカリしてるだろうと思い、回りを見渡したのですが
以外にも皆さん、笑顔でスッキリとした顔をしてました。
実はこのライブの収益金は、先日の西日本豪雨の支援金として寄付されるという事になっていました。
ライブが中止のため、お金は払い戻しになるのですが、
中にはそのお金を支援金として寄付できないかといった声が上がっていたそうです。
みんな、素晴らしい!
我々も見習って、今回の旅のもう一つの目的でもある「しまなみ海道観光」に
気分を切り替えていきたいと思います。 何事も「一生懸命」でしたよね!
その夜は、JR西日本の電車で今夜の宿である三原駅まで行き、海鮮処で憂さ晴らしとなりました。(笑)
すぐそばに瀬戸内を望む三原港のある、この「三原駅」。
ここは歴史ある城下町として古くから栄えていました。
また、駅についてすぐに目に飛び込んでくる タコ・タコ・タコ!
宿場町の面影を残すこの三原は瀬戸内でも有数のマダコの産地だったのです。
キレイで豊富な餌に富む三原の海で育ったこのタコ、ブランドたことしても有名で
「三原やっさタコ」として名をはせています。
あいにく口にする機会は無かったのですが、その夜は広島のカキや美味しいものをいただきました。
明日は早めに起床して、ポルノグラフィティの故郷、因島巡りを
ライブで発散できなかった分も含めて楽しみたいと思います。
イザ、因島上陸!因島の観光めぐり
この日は昨日の雨もどこへ行ったのか、晴れ間ものぞく日となりました。
ここ三原からフェリーを使い、因島へ渡ってみたいと思います。
船に乗るころには、写真のようにイイ天気、ウ~ンこれが昨日だったら・・・
イヤイヤ、今日が晴れただけでも御の字です。
因島へ向かうルートは色々あるみたいです。 車でもいいし、サイクリングでも最高でしょう。
今回、我々は三原港よりフェリーで向かう事にしました。
そのフェリーも様々なルートがあるため、事前に勉強して来られたほうがいいようです。
ちなみに、写真のような感じです。
フェリーから見える景色に期待いっぱいで、いざ乗船です。
浮かれていて因島までの所要時間はよく覚えてないのですが(爆)
大体、30分位だったでしょうか。フェリーから見えるダイナミックで穏やかな瀬戸内の海に感動です。
そうこうしている間に因島へ到着です。
ここ因島は瀬戸内海のほぼ中央に位置し、温暖な気候と恵まれた自然にかこまれた島です。
2017年時点の人口は約23000人となっております。
土生港(はぶこう)という港が我々にとっての入り口になりました。
上陸しての第一印象は、風光明媚でのどかな島だなという感じです。
まずは港のすぐそばの因島観光協会に行ってみました。
そこでポルノグラフィティに関する催しがすぐ近くの場所でやっているという事で早速お邪魔することに。
そこでは、ポルノファンのための因島マップが配られたり、
因島イメージキャラクターのゆるキャラ「はっさくん」がお出迎えしてくれました。
またここでは因島上陸を果たした皆さんの寄せ書きもありました。
皆んなの熱い感動がひしひしと伝わって来ますね。
そして港周辺にはレトロな商店街が立ち並び、賑わいを見せています。
ただ、これは前日ポルノグラフィティのライブがあり
それらの方が立ち寄った為にいきなり賑やかになったようです。
この後、乗ったタクシーの運転手さんに「いつもこんなに賑やかなんですか?」と聞いた所
「今日は特別!いつもは猫と犬しかいないよ!」なんて冗談を言われました。
因島での足ですが、これはバス、レンタサイクル、レンタカー、タクシーとなっております。
ゆっくり楽しむのならレンタサイクルでも良さそうです。 皆さん借りてました。
ここで我々はマップに出ている有名な「折古の浜」に行って見ることにしました。
今回は奮発してタクシーで行ってみます。
20分位乗って、流れる景色を楽しんでいるときに巨大な造船所が見えました。
運転手さんの説明によると、因島は昔から造船が一大産業となっており最も盛んだったころは
9000人もの造船に関わる人々がいたそうです。
今は昔ほどの賑わいはなくなったそうですが、それにしてもその造船所の景色には圧倒されました。
折古の浜に着く手前に、手彫りのトンネルがあり(車一台やっと通れる幅)
そこから見える海が本当にきれいで感動しました。 いきなり視界が開ける感じです。
突然現れた白い砂浜と、穏やかな海にしばし日常を忘れ見入ってしまいました。
こんな所で暮らしていると、自然の厳しさや優しさを目の当たりにするため、
自然と人間も穏やかで優しくなれるのでしょう。
先程のタクシーの運転手さんといい、町の人々の穏やかな人柄といい来て良かったとしみじみ思った次第です。
アッ、ちなみに先程の運転手さん、お名前が岡野さんでした。
やはり、島には多い苗字だそうです。 昨日のライブ中止のことも知っていました。
砂浜を歩いていると、何やら皆さん砂浜で楽しい事をしているではありませんか!
落ちている小枝を拾い集めて、アート作品を作っています。(←みんなポルノファン)
これは負けてられないと思い、早速チャレンジ。 素晴らしいアート作品が出来上がりました。
また、ここにはきれいなシーグラスが多いとも聞いてきました。
シーグラスとは海岸や大きな湖の湖畔などに打ち上げられた、ガラスの破片のことです。
さてさて、ここにきてかなりお腹がすいてきました。 町に戻り、かねてから狙いを定めていた、
「広島といえばお好み焼き!」を食べに行きましょう。
またまた先程のタクシーの運転手さんから聞いた情報によると、
お好み焼きはどの店で食べても美味しい、当たりはずれがないという事でした。
ということでお好み屋さんへ到着。
行列の出来ている店もありましたが、先程の情報を信じ比較的、すいているお店へ。
イヤ~! こんなに安くてウマくて、お腹いっぱいになるものがこの世にあったんですね!
実はこのお好み焼き 「いんおこ」という因島のソウルフードだったのです。
「いんのしまのおこのみやき」で「いんおこ」でしょうか?
お値段は600円位で、お腹いっぱいになります。 それもそのはず、この「いんおこ」
最初に中に入れる麺をうどんかそばか選ぶのですが、造船の島として栄えた時代、
造船マンのお腹を満たすために、腹もちのイイうどんを入れたことがきっかけで誕生したそうです。
造船が栄えた30年代、島にはお好み屋さんが50件程立ち並んでいたとの事。
観光のためのお店ではなく、地元の方が普通に食事される場所ならではの味と量なのでしょう。
ポルノグラフィティのメンバーも、イヤというほど食べたはずのこの「いんおこ」。
皆さんも因島を訪れた際には、必ずこの「いんおこ」食して下さいネ! 超おすすめです。
まとめ
とにかく、まだまだ説明しきれない事がいっぱいあるのですが
因島はこのようにとても奥深く、一日ですべての観光名所を訪れるのは無理でしょう。
因島の歴史をひもとくと、まず最初に出てくるのが日本最大の海賊であった因島村上海賊の話です。
その昔、瀬戸内海の制海権を握っていた因島村上海賊の本拠地がこの因島なのです。
その他には、八朔(はっさく)発祥の地としても、ここ因島は有名です。
はっさく大福やはっさくゼリーは広島のお土産としても人気がありますが、これらは因島が発祥の地となります。
あと、蚊取り線香の材料となる除虫菊も、ここ因島は全国有数の産地となっています。
毎年5月頃に白い花で山を埋め尽くす様は、初夏の風物詩とも言えます。
時間が許すならば、しばしこの地にとどまって、
ゆっくりと他の島々も訪ね歩いたら楽しいのでしょうが、そうはいかないのが世の常です。
たいして、何か所も巡った訳でもないのですがアッという間に日が沈んでいきます。
因島観光に擁する所要時間はどれくらい?
という疑問に関しては、例えば土生港から折古の浜までは
車でも20分~30分はかかります。
これがレンタサイクルであれば小一時間はかかるでしょう。
因島での足を何にするのかによっても、島での滞在時間は大きく変わります。
また帰宅するフェリーの時間制限もあり、効率よく2,3ヵ所まわっても軽く半日は要します。
帰りの船を待つ間、桟橋の近くで釣りをする中学生としばし談笑。
日が沈む瞬間、一時食いが良くなる夕まづめを狙っているとの事。
邪魔しては悪いので距離をおいて眺めていたら、帰りの船がやってきました。
また、機会があれば是非とも訪れたい因島でした。
追記記事もあります。 しまなみ海道・因島 ポルノグラフィティの聖地巡礼の旅
リベンジライブに行って来ました! ポルノグラフィティ ライブ 2019、幕張に行ってみた!
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